電話しても良い時間帯は?
実際にどうやって電話したらいいの?
このような疑問にお答えします。
転職活動をするなかで条件の良い求人を見つけたとき、
「わざわざ転職サイトに登録するのはめんどくさい」
「他の人に採用が決まらないように少しでも早く面接がしたい」
このように思う方は多いのではないでしょうか。
私も現在勤めている会社は直接店舗に電話して就職しました。
本記事の信頼性
本記事を書いている私は介護歴13年。〈経歴〉有料老人ホーム、訪問介護、現在は看多機の施設長。〈保有資格〉介護福祉士、介護支援専門員、喀痰吸引2号、防火管理者
この記事を読んで条件の良い求人を逃さないようにしてください。
目次
求人に直接電話をするのはアリ?ナシ?
結論からお伝えしますと、アリです。
むしろ大アリです。
私は施設の管理者であり採用担当として今まで約150人の面接をしてきました。
(計算式:月平均3人⇒年間36人×管理者経験4年=合計144人)
私が今まで対応した応募方法の多くは、
- ホームページから申し込み
- 求人サイトから申し込み
- 転職エージェント(人材紹介)
上記3つの応募方法です。
電話での応募はほとんどありませんでしたが、転職するうえで有利になることもあるので参考になると嬉しいです。
求人に直接電話をするメリット
電話で応募する際のメリットは以下の5つ
- 面接までの流れが早い
- 本気が伝わる
- イメージを与える事ができる
- 緊張が和らぐ
- 採用コストがかからない
面接までの流れが早い
電話応募の場合、そのまま面接日時を決めることもあるため面接までの流れが早いです。
求人サイトから応募した場合も翌日には採用担当者から連絡が入るかと思いますが、
翌日採用担当者が休みだったり、応募通知を見落としたりして連絡が遅れる場合もあります。
条件の良い求人を見付けて少しでも早く面接までこぎつけたい場合は電話連絡がおすすめです。
本気が伝わる
転職をする際、転職サイトで何社かまとめて応募するという方も多いと思います。
実際に内定出しをした後に、「他社で採用が決まりました」と内定を辞退されることもあります。
これは私だけかもしれませんが、電話応募の場合
御社一択!
と言った専願のような感じがして本気が伝わるように思います。
イメージを与える事ができる
これは良くも悪くもなるため、デメリットの方にも同じく記載しています。
電話の場合、声はもちろんのこと言葉遣いや話し方、マナー、熱意が伝わるため自分次第で良いイメージを与えることができます。
もちろん実際に会って分かることも多いですが、電話と実際の印象はあまり変わらないことが多かったです。
緊張が和らぐ
面接をする前に採用担当と電話することが出来れば、なんとなく採用担当者の人柄を知ることができます。
男性か女性か、優しそうだった、早口だったなど。
面接の時は初対面ではありますが、少し緊張が和らぐと思います。
また、電話で採用担当者が少し怖かった場合は覚悟して面接に臨むことができます。
採用コストがかからない
これはかなり大きなメリットです。
どの企業も採用コストを抑えるため様々な工夫・努力をしています。
もちろん良い人材を採用するためには必要なコストを費やしますが、その分採用する際の判断は厳しくなります。
電話での応募は当然採用コスト0円なため採用する側にとってはかなり都合が良いです。
つまり採用されやすいので求職者にとってもメリットになります。
求人に直接電話をするデメリット
電話で応募する際のメリットは以下の3つ
- イメージを与える事ができる
- 時間が限られる
- 緊張する
イメージを与える事ができる
これはメリットでもお伝えしました。
意外と電話で伝わることは多くあります。
また電話する時間帯もタイミングが悪いとマイナスイメージになることがあるので注意が必要です。
悪い印象を与えてしまっては、面接がマイナスからのスタートとなります。
後半で「求人に電話する方法」について解説しているので参考にしてみてください。
時間が限られる
求人サイトから応募する場合は好きな時間に申し込むことができますが、電話の場合、施設等の営業時間内であるため時間が制限されます。
人によっては仕事の休憩時間に周りに聞かれないようにこっそり電話しなければならないということもあるでしょう。
緊張する
メリットとして面接の緊張が和らぐとお伝えしましたが、その分電話する時に緊張します。
しっかりとイメージトレーニングをしてから電話をしましょう。
電話での応募が少ない理由
私なりに電話での応募が少ない理由について考えてみました。
私は施設の採用担当として、求人サイトの分析も行います。
分析のなかで「何時に応募がきたのか」と言うことも確認することができます。
応募が多い時間帯は、20時~24時。
仕事から帰ってきた後や寝る前に求人サイトで求人を探して
インターネットから申し込むという求職者の行動が見えます。
電話で応募する場合、電話をかける時間帯は昼間であることから
わざわざ翌日まで待って電話をかけるのが面倒
という結論に至りました。
あとは
- ネットの方が気軽に申し込める。
- 何社かまとめて申し込むこともできる。
というところも電話での応募が少ない理由だと思います。
電話を掛ける時のポイント
実際に電話をかける時のポイントについて解説していきます。
ポイントは以下の5つ
- 言葉遣いや話し方
- 時間帯
- 場所
- 面接希望日を決めておく
- メモを用意する
言葉遣いや話し方
メリット、デメリットでもお伝えしましたが、
言葉遣いや話し方によって採用担当者に第一印象を与えるのでかなり重要です。
緊張すると早口になってしまうと言う方もいると思いますのでゆっくりと話すように意識して下さい。
携帯のボイスレコーダーで電話内容を録音してみることをおすすめします。
自分の話し方を客観的に聞くことができ、「意外と早口だな」とか「今まで気づかなかった癖」なども発見できるかもしれません。
時間帯
電話を掛ける時間帯ですが、以下の時間がおすすめです。
- 11時~12時
- 13時~14時
逆にNGな時間帯は
- 9時~10時
- 12時~13時
- 16時以降
理由は朝一、夕方は朝礼や夕礼があるため何かと忙しい時間帯です。
お昼の時間帯は非常識になりマイナスイメージに繋がるので避けましょう。
14時~16時の時間帯も良いと思いがちですが、この時間帯は会議やミーティングがあったり、営業に出かけている場合が多くあります。
なので電話を掛けるならお昼の前後が一番望ましいです。
電話を掛けた時に採用担当者が不在の場合もあると思います。
その時は折り返し電話が掛かってくるので、電話を掛けた日は
- 比較的1日中電話に出やすい日
- もしくは「〇時~〇時であれば電話に出られます」と伝えるようにしましょう。
場所
できれば屋外よりも屋内で静かな場所が良いです。
外の音が騒がしかったり、テレビの音が聞こえたりするとマイナスイメージになります。
どうしても仕事の休憩中など屋外からかける場合は、一言「屋外のため声が聞こえづらく申し訳ありません」と伝えるだけでも印象は変わります。
面接希望日を決めておく
求人に電話をする場合、その場で面接の日程調整をする場合が多いです。
事前に面接可能な日時を決めておきましょう。
できれば今週、来週合わせて最低3日間は候補日を提示できるようにしておきましょう。
メモを用意する
業務内容や面接日時、面接時に必要なものなどを記録できるようにメモを用意しておきましょう。
求人に電話する方法
さいごに実際に電話を掛ける時に話す内容について解説していきます。
「お忙しいところ恐れ入ります。わたくし、○○と申します。
この度△△(会社名)の求人情報を拝見し、ぜひ面接をお願いしたくお電話させて頂きました。
ご担当者様(名前がわかる場合は採用担当の〇〇様)はいらっしゃいますでしょうか」
<電話変わる>
「お忙しいところ恐れ入ります。わたくし、○○と申します。
この度△△(会社名)の求人情報を拝見し、ぜひ面接をお願いしたくお電話させて頂きました。
職種は▢▢を希望しているのですが、まだ募集されてますでしょうか。」
<面接の場合>
「ありがとうございます。
今週ですと〇日と〇日は終日可能です。
来週ですと〇日と〇日の午後でしたら可能です。
〇〇様はご都合いかがでしょうか」
「お忙しいところ、突然のご連絡申し訳ありませんでした。
それでは〇月〇日〇時にお伺いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。失礼いたします。」
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最後、電話を切るときは必ず相手が切ったことを確認してから電話を切りましょう。