このような疑問にお答えします。
本記事の信頼性
本記事を書いている私は介護歴13年。〈経歴〉有料老人ホーム、訪問介護、現在は看多機の施設長。〈保有資格〉介護福祉士、介護支援専門員、喀痰吸引2号、防火管理者
目次
【採用担当が解説】異業種から介護職への転職は不利?3つの理由とは
理由は以下の3つです
- 即戦力がほしい
- 継続するか不安
- 無資格が多い
私は施設の管理者であり採用担当として今まで正社員、非常勤合わせて約150人の面接をしてきました。
(計算式:月平均3人⇒年間36人×管理者経験4年=合計144人)
そのなかで異業種からの転職で採用をした方はあまり多くありません。
これは他店舗の管理者に聞いても同じ回答だったので、たとえ会社が違ってもこれが介護業界の実情ではないかと思います。
採用し辛い理由は以下の3つです。
- 即戦力がほしい
- 継続するか不安
- 無資格が多い
詳しく解説していきます。
即戦力がほしい
深刻化する人手不足、自ら現場に入る管理者も多いです。
やはり喉から手が出るほど欲しいのは即戦力
そんななかで異業種からの採用は正直消極的になります。
採用後のあるある
- 人手不足から教育する余裕がない
- 新人が放置になる
- 早期退職に繋がる
このような悪循環も実際によくあります。
継続するか不安
管理者として1番避けたいのがすぐに辞められることです。
かけた時間もお金もすべて無駄になります。
過去には入社後1週間や1ヶ月で退職した人も見てきました。
その理由の多くは、
- いざ働いてみると体力的にきつかった
- 思った感じと違う
などの理由があります。
おそらく「介護は誰でもできる仕事」「すぐに採用される」といった間違った情報から軽い気持ちで応募した方もいると思います。
もし仮に誰でも採用されるとしても、誰でも続けられるかとはまた別の話です。
無資格が多い
異業種からの転職の場合、未経験はもちろんのこと無資格の方も多く面接を行いました。
ポイント
介護業界では人手不足脱却の施策として、どの企業も無資格者や外国人の採用に力を入れています。
しかし、採用する側からすると無資格で正社員はほぼ採用しません。
また訪問系サービスの場合、介護保険上無資格ではサービス提供ができないため、
面接すら行わない、転職サイトの担当者から連絡がきた時点でお断りすることもよくあります。
異業種から転職する際のポイント
これまで異業種からの転職は採用し辛い理由について解説しました。
ただし決して採用されない訳ではありません。
ここからは異業種から転職する際のポイントについて解説します。
ポイントは以下の3つ
- 強みをアピールする
- 非常勤からスタートする
- 先に資格を取得する
解説していきます。
強みをアピールする
前職で培った経験やスキルをうまく活かすことが出来ればかなりアピールポイントになります。
転職経験はあっても「施設が変わっただけ」など介護業界内での転職がほとんどです。
なので、自分では大したことないと思っているスキルでも意外と介護職では活躍するケースがあります。
例
- コミュ力が高い ⇒ 営業に活かせる
- PCに詳しい ⇒ 資料作成、表の作成に活かせる
- 車の運転が上手い(大型も運転できる)⇒ 送迎に活かせる
- 絵や歌が上手い ⇒ レクリエーションに活かせる
など
非常勤からスタートする
非常勤となるとかなり採用率は高くなります。
収入面等から正社員でないと。という場合は難しいですが、非常勤の場合でも
フルタイムで夜勤を行うと賞与がないため年収は下がりますが、月収は正社員とあまり変わらないこともあります。
返って非常勤の方が良い部分もあります。
- 残業がない
- 条件を満たせば社会保険にも加入できる
- 介護技術の習得に集中できる
- 内部事情を知れる(ブラック企業だった等)
介護職の場合、非常勤から正社員になるケースがよくあります。
先に資格を取得する。
前述でもお伝えしたとおり、無資格での採用はなかなかハードルが高いです。
まずは資格を取得することで、本気で介護をやりたいと思っていると覚悟も伝わります。
また資格まで取得したからには、すぐに辞めることもないだろうと安心感にも繋がります。
まずは先に資格を取得することをおすすめします。
資格取得におすすめの転職サイト
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